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アップルへの投資リスクとサプライチェーンからみた関連銘柄

2012年6月25日

[Headline/見出し]

Credit Suisse Presents A Clever Backdoor Way Of Investing In Apple

[Media/掲載紙]

BUSINESS INSIDER by Joe Weisenthal(2012.04.04) (http://www.businessinsider.com/credit-suisse-presents-a-clever-backdoor-way-of-investing-in-apple-2012-4)

[the Original/原文]

 … Credit Suisse presents the Apple Supply Chain Basket, which is comprised of companies with a high two-year correlation to Apple and also a meaningful supply chain relationship to Apple.  …

[the Gist/要旨]

……クレディ・スイスは、アップル・サプライ・チェーン・バスケットを提示した。それは過去2年間に株価に高い相関がある企業、かつ、実質的にアップルに部品を供給する等のサプライチェーンの関係がある企業グループ群である。……

[Comment/視点と解説]

 クレディ・スイスがアップルと関係のある相関が高い銘柄のバスケットを提案したとのニュースについて触れたBUSINESS INSIDERのコラムです。

 サプライチェーンの問題は2011年3月11日の日本の震災時に東北の部品供給が滞ったことで世界の製品生産に大きな影響があることを浮き彫りにしました。

 記事の下方に銘柄リストが掲載されています。銘柄コード、銘柄名、関係性(Relationship)、相関(Correlation)です。関係性とはサプライチェーンの水準とみられます。 

 相関とは統計的な数値です。プラス1からゼロをはさんでマイナス1までの間にあり、アップルと別の銘柄の株価変動の関係性を示しています。

 相関がプラス1であれば(アップルが10%上昇→別の銘柄が10%上昇)、マイナス1だと(アップルが10%上昇→銘柄が10%下落)。現実のデータでは完全に一致することはほどんどなく、たとえば相関がプラス0.5であれば(アップルが10%上昇→別の銘柄が5%上昇)し、マイナス0.5であれば同様に下落します。

 分散投資には相関が重要な役割を果たします。通常のポートフォリオでは相関の小さい銘柄を集めるようにします。数字を計算するのみでなく、本当に部品供給するなどのサプライチェーンの関係があることが重要です。

 リストにある日本企業名では、旭化成、日立ケミカル、イビデン、東芝、豊田合成、トヨタ自動車です。しかしトヨタ自動車がアップルとの間に、どのようなサプライチェーンの関係があるのかが興味深いです。

 トヨタ自動車とアップルの相関が高いことは理解できます。それはトヨタのグローバルなサプライチェーンを強みとするビジネスモデルと類似しているからです。

 アップルの株価が急落すれば、このリストアップされた銘柄が相関の数値に沿った影響を受けることを示しています。具体的にイビデンを例にとって説明すると、アップルの株価が10%下落するとイビデンの株価は4.8%下落する可能性が高くなります。

 ここから見えてくるのは、グローバル化してコスト削減のために進めてきたサプライチェーンの分散が、株価の変動を類似させるとの別のリスクの見方があることです。

From → リスク管理

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