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この5年間にどの資産に投資した人が成功しているかーデータからの推論

2012年11月13日

英エコノミストのグラフをコメントする記事からです。 世界中の代表的な資産がどれくらいの頻度(回数)で高(低)値を超えたのかをグラフで示しています。

データは、2007年3月~2012年7月1日の約5年3か月間(取引日は1000日超)における取引日での終値がそれまでの高(低)値を超えた場合を1日として数えています。

グラフをみると棒の高さが高い順番に高値を更新した資産と安値を更新した資産が混在しています。

そこで高値を更新した資産と低値を更新した資産をそれぞれ分けてみます。( )内はグラフの目盛から読みとれる日数です。

高値を更新した資産としては――金(115)、白糖(61)、英ボンド(対ドル)(43)、ギリシャ国債(金利)(42)、トウモロコシ(31)、銅(14)、イタリア国債(金利)(12)、スペイン国債(金利)(8)。

低値を更新した資産としては――スイスフラン(対ドル)(69)、ドイツ国債(金利)(44)、イギリス国債(39)、インドルピー(対ドル)(23)、米国債(金利)(21)、円(対ドル)(21)。

この期間にどこからお金が来て、どこにお金が向かったのかが想像できます。あくまでもあとから見た解釈です。

買われたのは、金、白糖、スイスフラン、トウモロコシ、銅です。世界的な金融緩和の流れのなか、商品(コモディティ)と安全性の高い通貨へ向かったとみられます。

金利が高値を更新したギリシャ国債、イタリア国債、スペイン国債は、国家債務への懸念から売られました(債券の金利と価格は反比例の関係にあります)。

英ポンドは売られました。金利が下落したドイツ国債、イギリス国債、米国債は買われました(金利と価格は反比例の関係)。

このグラフは、リーマンショックから欧州債務危機を反映しています。国家財政の危機が表面化した国の債券が売られ、緩和されたマネーが金等の商品へ向かったとみられます。

また「質への逃避」と呼ばれる現象としてドイツ国債、イギリス国債、米国債が買われました。

通貨では、スイスフラン、円のように中央銀行が為替介入している国の通貨に向かったとみられます。インドルピーが買われた理由が見当たりません。

過去5年間を振り返ると、(「たられば」が許されるなら)2007年の頃に金と白糖に投資してスイスフラン建てで5年間保有していれば投資家として成功者になっていました。

ただ2007年当時これらの資産にのみ投資する事を決断できた人は少なかった(いなかった?)と考えられます。

A broken record from Graphic detail-Charts, maps and inforgraphics
How often have various assets hit record highs or lows?http://www.economist.com/blogs/graphicdetail/2012/07/daily-chart?fsrc=nlw|newe|7-2-2012|2661694|35936169|

From → 金融

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