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日本国債は、ほんとうに暴落するのか?

2012年12月27日

日本国債が暴落すると最近も言い続けているカイル・バス氏(ヘッジファンドマネージャー)の2011年12月の記事です。彼は昨年の震災直後(2011年6月頃)から日本国債が暴落すると言い続けています。

タイトルは「日本を含む主な債務危機の国々はマドフの巨大な金融詐欺スキームのようなものであり、今後数カ月の間に炸裂する。」とセンセーショナル(扇情的)です。

2012年の1月末には日本経済新聞とのインタビューで「日本国債バブル「18か月以内に崩壊する」-米サブプライム危機を予見した男、「日本売り」公言」」と報道されました。

私は昨年6月、彼の主張をとりあげたBloombergView (2011.06.13)の記事を「日本の財政状況の悪化が日本国債マーケットであまり問題とならないナゾ」(2011.06.19)としてブログにコメントしました。

BloombergView (2011.06.13)で取り上げたのは、コラムニストのウィリアム・ペゼクが投稿した「ありふれた風景の中にもっとも大きなショートが隠れているか?」(”Is Biggest Short Sale Hiding in Plain Sight?: William Pesek”)でした。

その時にも触れましたが、ショートの投資家とは資産価格が下がることを前提に売りポジションを持ち、高い時に売り、下がった時に買い戻すことで収益をあげる投資家を指します。

当時(2011年6月)のカイル・バス氏(ヘッジファンドマネージャー)の主張は、「地震、津波と原発危機が一度に発生し、大幅な財政支出が避けられない。災害復興にかかる費用は3000億ドル(約24兆円)を大幅に上回る水準と推定される。」

その上で「ところが国債の利回りは1.3%と世界でもっとも低い金利水準にあることからすると、国債が買われすぎているバブル状況といってよい。」というものでした。

ウィリアム・ペゼク氏(BloombergViewのコラムニスト)は、コラムの中で「投資家の見方がどうであったとしても日本は次のギリシャにならない。今後何年かは厳しい状況が続くかもしれないが、財政破綻で終わり、荒廃する(カイル・バス氏の述べる)ようなイメージはこじつけにみえる。」と述べていました。

昨年の6月とどこが変化したのか? ですが、周りの環境はほとんど変化していません。敢えて言及するなら日本のマスメディアが、国債の暴落に注目する頻度が上昇したことくらいでしょうか。

日本財政状況が厳しいなら解決方法は限られています。支出を減少(歳費の削減)させるか、収入を増加(増税)させることです。なぜか話題の中心となるのが、収入を増加させる(消費税をあげる)か否kかになるのは、いかにも不思議です。

関連記事

KYLE BASS: Japan Is A Giant Madoff-Like Ponzi Scheme That Will Blow Up Starting In The Next Few Months

Businessinsider (20111201)(http://www.businessinsider.com/kyle-bass-latest-investor-letter-2011-12#ixzz1nRck2utf)

Debt Sustainability: Which Countries Are Beyond the Point of Return and Why?

(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=-quUyId2WZ0)

※カイル・バス氏(ヘッジファンドマネージャー)インタビュー。「主なグローバルな主権国家の債務の安定性」について答えています。

[Related Information/関連資料] *option

Is Biggest Short Sale Hiding in Plain Sight?: William Pesek – BloombergView (2011.06.13) (http://www.bloomberg.com/news/2011-06-12/is-biggest-short-sale-hiding-in-plain-sight-william-pesek.html)

※昨年6月にとりあげたウィリアム・ペゼク氏(BloombergViewのコラムニスト)のコラム

日本国債バブル「18カ月以内に崩壊する」-米サブプライム危機を予見した男、「日本売り」公言-2012/1/29日本経済新聞(20120129) (http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819488E0E4E2E0E68DE0E4E2E3E0E2E3E099E3E3E2E2E2) ※日経のカイル・バス氏(ヘッジファンドマネージャー)へのインタビュー

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